奨学金について

奨学金制度概要

学資金控
  • 本園が奨学金を「貸与」とする理由

    本園の奨学金は、「給付」ではなく「貸与」となっています。これは、何よりも、学生の人権を尊重するからです。
    企業がより大きな利益を得るために事業資金がないときに銀行から資金調達(借入)するように、本園は学生の為に資金を融通し、自己完成の一助を目的とし、奨学金を貸与しています。
    育英資金の貸与を設備投資ととらえ、人(企業)はその資金(設備)によって成長し、素晴らしい自己(大きな利益)を得るわけです。
    本園の育英事業は、単なる金銭援助や貧窮を救うためでない点に真の意義があります。
  • 奨学生としての誇り

    大学や大学院に進学することが珍しくなくなった現在、奨学金を受給するということは、あなたが選ばれた人であり、その将来を嘱望されている人に他なりません。
    特に本園の場合、社会福祉事業の一環として育英事業を継続している訳でなく、将来、本人の自己実現はもとより、広く社会のために貢献でき得ると認定して貸与している訳で、奨学生に選ばれたことを「誇り」に思って欲しいと考えます。
  • 返還の重要性

    このような育英資金を有意義に活かし、心身ともに成就した奨学生が、後輩たちに本園の育英事業の意義を守り伝えることは非常に大切なことです。
    本園の場合、返還の義務もその期限も特に定めていませんでした。
    明治45年、本園が創設されて以来、返還は受給者の返済計画に任せていましたが、近年の育英事業を取り巻く環境が厳しくなったことから、本園独自の返還指針に基づき返還をお願いしております。
    返還された資金は、次の有為な学生に貸与されていきます。

奨学金の貸与額

年額 360,000円(一括現金貸与)  原則として本人に直接渡します。

奨学金の貸与期間

大学の正規の最短就学期間で4年間が限度

奨学金の返還

返還は、原則として卒業後2年間据置き、貸与期間の倍の期間(8年)で、返還していただきます。
卒業した年(貸与終了年)の5月に、当園より「返還開始のお知らせ」を送付いたします。
勿論、前倒しで返還することは可能ですが、万一期間内(卒業後10年間)に返還できない場合は、「返還の猶予願い」を提出して承諾を得ていただいております。

→ 振込での返還はこちらをご覧ください

振込先 足利銀行 田沼支店 普通預金30114
公益財団法人三好園 理事長 蓼沼恒男

※お振込みの際は、上記の口座へ振込手数料を引かずに、ご入金いただきますようお願い致します。

奨学生の応募資格

  • (1)~(3)すべての条件を満たしていることが必要です
  • (1)栃木県内の高等学校を卒業または卒業見込みの者で、令和7年4月に4年制以上の大学に進学を希望する者
  • (2)学習活動その他の品行が正しく、健康で、将来社会に貢献しうる有用な人材であること
  • (3)出身高校または在学校に於ける全学年を通じた学習成績評定平均値が、
       5を満点としたときに4.0以上である者
  • (注)(1)における大学とは、学校教育法に定められた日本の大学です

大学奨学生応募者 近年の採用者数実績

年度 男性 女性 国公立 私立 備 考
令和5年 1 - 1 - 東京工業大学
令和4年 1 - - 1 昭和音楽大学
令和3年 1 1 1 1 名古屋大学・東京未来大学
令和2年 - - - - 該当者なし
元年 - 2 - 2 立命館大学・帝京大学
平成30年 2 - 1 1 宇都宮大学・武蔵野美術大学
29年 - - - - 該当者なし
28年 - 1 1 - 京都府立大学
27年 2 - 1 1 筑波大学・慶應義塾大学
26年 1 1 - 2 聖心女子大学・駒澤大学
25年 - 2 - 2 東京音楽大学・北里大学
24年 - 1 - 1 上野学園大学
23年 - - - - 該当者なし
22年 1 - - 1 慶應義塾大学
21年 - - - - 該当者なし
20年 - 2 1 1 お茶の水女子大学 ・ 津田塾大学
19年 1 - 1 - 横浜国立大学
18年 - 1 - 1 駒澤大学
17年 1 1 1 1 埼玉大学 ・ 文化女子大学
16年 - 1 - 1 中央大学
15年 - - - - 該当者なし
14年 - 1 - 1 早稲田大学
13年 1 1 1 1 群馬大学 ・ 慶應義塾大学
12年 1 - 1 - 北海道大学
11年 1 1 1 1 明治大学 ・ 福島大学
10年 - 2 - 2 文教大学 ・ 神奈川大学
9年 - 2 1 1 宇都宮大学 ・ 東京女子大学
8年 2 - - 2 慶應義塾大学 ・ 学習院大学
合 計 13 19 10 22